20歳のとき、レンタルビデオ店でバイトをしていた親友に、
「どっかに可愛いコいないか?」と聞いたら、
遠い友達に「ちはるちゃん」というとても可愛いコがいるらしく、
後日、そのコの家の電話番号だけ教えてくれた。
当時はまだ携帯電話も普及していなかった時代なので、今思うと
非常に勇気のいることなのだが、全く何のつながりもない女のコの家に電話。
「○○くんからこの番号聞きました。一緒に遊びませんか?」
なんとも大胆なオイラ。
そんな問いかけに、「1人じゃちょっと嫌なので、友達同士で会いましょう。」
と、これは思ってもない大チャンス。
後日、オイラも他の男友達を連れて、待ち合わせをした駐車場へ。
間もなく、白いシビックから女のコ2人が降りてきた。
ところが、1人がめっちゃキレイなコなのだが、もう1人はめっちゃブサイク。
キレイなコがちはるちゃんだったので、テンションが上がったオイラであったが
初対面でのオイラの第1声は、「こんにちは」などという挨拶ではなく、
答えを急ぐオイラに女神が微笑むはずもなく、
その後カラオケをするも2度と会う事は無かった。